ネタとニュース記事のメモ


英ロ関係 外交官追放で冷戦の悪夢再び

元スパイ毒殺事件で報復合戦が勃発
欧米とロシアの対立はついに臨界点に達した

 東西冷戦時代さながらのスパイ合戦だ。旧ソ連の秘密警察KGB(国家保安委員会)の元スパイがロンドンで毒殺され、容疑者はモスクワへ逃亡。ロシア政府はイギリスへの容疑者引き渡しを拒否している。
事態は報復合戦へと発展し、両政府が相手国の外交官4人を国外追放。毒殺事件を政治利用していると、互いを非難し合った。
「われわれは自らの主張と利益を守るということを世界に示さなくてはならない」と、ロシアのコンスタンチン・コサチョフ下院外交委員長は言う。「イギリスはロシアに劣等感を押しつけようとしている。だがわれわれは大国であり、どう対応すべきか心得ている」
96年にも両国は、4人の外交官を追放し合ったことがある。イギリスがロシアの外務省職員をスパイとして雇おうとしたとの疑惑から、報復の応酬が起きたのだ。

 

以上はニュースウィーク日本語版

 

2007年7月20日(金)02:08

【モスクワ19日AFP=時事】昨年ロンドンでロシア元情報機関員リトビネンコ氏が毒殺された事件の容疑者引き渡し問題で英ロ関係が険悪化する中、ロシア 外務省のカムイニン情報局長は19日、英政府がロシア外交官4人の追放を決めたことへの報復措置として、英外交官4人を追放すると明らかにした。

また同局長は、外交官追放に加えて、英政府当局者に対するビザ発給と、両国間の反テロ協力を停止すると述べた。

時事電によると、英ロ間の外交官追放合戦は1996年以来11年ぶり。冷戦期の71年には英側が105人を大量追放。85年には双方が29人ずつを追放した。〔AFP=時事〕

英国とロシアが外交官追放合戦を展開し、両国関係は緊張の度合いを強めている。
米国や欧州連合(EU)諸国は英国の立場を支持しているほか、欧州でのミサイル防衛(MD)問題をめぐる米ロ対立などもあって、事態は単に英ロ関係の冷却化にとどまらず、欧米とかつてのソ連に代わるロシアとの「冷戦」の再現が危惧される状況だ。
とりわけ、発足早々のブラウン英政権にとって対ロ外交が大きな試練だが、「外交戦争」のさらなる深刻化を避ける冷静な対応を英ロ双方の指導部に求めたい。

世界日報コラム

ロシアに向く疑いの目

 事の起こりは、ロシア連邦保安庁(FSB。ソ連国家保安委員会=KGBの後身)元中佐アレクサンドル・リトビネンコ氏が昨年十一月、亡命先のロンドンで何者かによって放射性物質「ポロニウム210」を飲まされ、毒殺された事件にさかのぼる。

同氏は事件の一カ月前に英国国籍を取得した。英国民となった人物が英国内で、極めて毒性の強い放射性物質で毒殺されたのだ。ロンドン警視庁は国家の威信を懸けて捜査に乗り出した。

英当局はロシア政府に捜査協力を要請したが、ロシア側から逆に、エリツィン時代の政商で、英国に政治亡命したボリス・ベレゾフスキー氏の尋問・引き渡し を要求された。政治亡命し英国民となったベレゾフスキー氏を、英側はそう簡単に引き渡すことはできない。捜査は多くの困難を抱えながら進展した。

英当局は犯人像を執拗に追い続け、ついに、リトビネンコ氏が体調を崩した当日接触した複数の人物の中から容疑者を割り出した。それがリトビネンコ氏と同 じくKGB出身のロシア人ビジネスマン、アンドレイ・ルゴボイ氏で、英当局はルゴボイ氏を起訴相当と断定し、彼の身柄引き渡しをロシア側に要求した。

ところが、ロシア側は自国民容疑者の外国への引き渡しを禁じている現行憲法を盾に、それを拒否した。

英政府はこの拒否に対し、在英ロシア大使館館員四人の国外追放を柱とする措置を発表したのだ。ミリバンド英外相は下院で「今回の措置は英政府が望んだ形で は決してないが、これ以外の選択肢はない」と説明するとともに、各分野でのロシアとの協力関係を見直すと指摘し、査証簡略化に関する政府間協議を既に中断 したことを明らかにした。

ロシア当局もこれに対し、モスクワ駐在の英外交官四人の追放を発表。同時に、①ロシア政府職員は英国の査証を申請せず、英国政府職員からの申請も審査しない②英国とはテロ対策で協議しない――といった報復措置を取った。

英ロの外交官追放合戦は一九九六年五月、駐ロ英外交官のスパイ事件をめぐって双方が大使館員を追放して以来。また、英国は七一年にもソ連との間で外交官大量追放合戦を演じている。

事は国家主権にかかわるだけにその解決は簡単ではないが、リトビネンコ氏殺害の疑いの目が、ロシアに向いていることは事実である。ロシア政府はその「潔白」を証明するためにも、もっと積極的に英側の捜査に協力すべきではないのか。

信頼関係の回復を図れ

プーチン大統領は、英ロ関係悪化を「小さな危機」と表現し、両国が良識を発揮すれば克服が可能との考えを示した。その通りだろう。そのためにも、ロシアがまずその良識を示して、信頼関係の回復を図ることが大切だ。

以上の内容はもう少し詳しく語れた。

 

で、アサヒ・COMはつまんないことだけ言うから・・・・パス。

産経はもうちょっと触れたみたい。

リトビネンコ氏毒殺 外交官追放合戦 米露「柔らかな冷戦」

 

産経7.26

 

■「植民地支配の思考の遺産」プーチン大統領が反発

英国に亡命したロシアの元情報機関員リトビネンコ氏が毒殺された事件で、ロシアが英 国の容疑者引き渡し要求をはねつけたことから、双方による外交官の追放合戦となった。プーチン大統領は24日、ロシア憲法を改正してでも容疑者を引き渡す べきだとする英国の要求に「この侮辱的な忠告は植民地支配の思考の遺産だ」と激しく反発している。両国の対立は米国も巻き込んで、かつての東西対立の構図 をほうふつとさせ、「柔らかな冷戦」といった声さえあがる。(モスクワ 内藤泰朗)

大統領は24日開かれた政権翼賛青年団体の代表との面会の席上、「英国はロシアが指名手配する者や、テロ事件の容疑者さえどこにも引き渡していない」と述べ、不快感を隠さなかった。

もっとも大統領は別の場所で、「ロシアも英国も両国の関係維持には関心があり、両国関係は正常に進展していくと思う。この小さな危機は克服されるだろう」 と言明。ロシアのエネルギー資源開発やイランの核兵器開発阻止など、さまざまな分野で共通の利益を持つ両国関係の決定的な悪化は何とか避けたいとの意向を 示唆した。

しかし、現実は容易ではない。

英国側の報道ではプーチン政権を批判し、英国で亡命生活を送っていたソ連国 家保安委員会(KGB)の後継機関、連邦保安局元将校のリトビネンコ氏は、同じKGB出身のルゴボイ容疑者に、ロシア製の希少放射性物質ポロニウム210 を使って暗殺された。事件にはプーチン政権が関与した疑いが指摘される。

英国は、リトビネンコ氏だけでなく、多数の英国人が放射性物質で被曝(ひばく)した同事件を単なる殺人事件ではなく、「英国で初めて核物質が使われたテロ」として、深刻に受け止め、法律にのっとり、真相究明を急いでいる。

一方のロシアでは、法は国家の都合で解釈がいかようにも変わる。国家関与の疑いがある解決不能な問題は、灰色のまま残しておくことが国益につながる。「真 犯人の追及はどうでもいい。超大国は自国民を(敵国に)売らない」(親政権派日刊紙イズベスチヤ)という態度を示すことが必要なのだ。

ロシア当局もルゴボイ容疑者も、今回の事件への関与は否定する。しかし、2004年に中東のカタールで起きた、チェチェン独立派政府のヤンダルビエフ元大統領代行の爆殺事件へのロシアの関与は明らかだ。ロシアでは、「裏切り者」や「敵」の打倒は今も「正義」なのである。

こうした政権の強硬路線を、ロシア国民すべてが支持しているわけではないが、プーチン大統領らKGB出身者が主導するロシアでは、政権への批判こそがテロ行為と同等に見なされかねない現実がある。

米欧各国の指導者たちは、ロシアとの間には数多く協力できる分野があるとして、新しい冷戦が始まった、とする見方を否定する。しかし、ロシアでは、すで に、「柔らかな冷戦が始まった」(ロシア金融大手、ルネサンスキャピタルグループのユルゲンス会長)という見方が出ている。

プーチン政権は、今年末の下院選挙と来年春の大統領選挙を前に、西側のやり方に従いたくないとの国民の心理を利用し、米欧に「新たな敵」のイメージを植えつけることで、求心力を高め、政権維持につなげようともくろんでいるようだ。

 

で、当然経済にも影響を及ばすだろうねっと思って、こういうコメントしか拾えない。

っていうか、既に対話ルートが絶たされたではないか?通信社を通して互いに呼びかけるなんて、はー。

ま、確かに外交官追放した時点、正式な対話ルートは断絶したと見ることもできるよね。

 

7月28日2時0分配信 時事通信

 【モスクワ27日時事】ロシアのメドベージェフ第1副首相は27日、「英ロ関係の悪化が両国の経済協力に悪影響を及ぼしてはならない」と述べ、ロシア元情報機関員アレクサンドル・リトビネンコ氏毒殺事件をめぐる両国の外交危機の沈静化を呼び掛けた。タス通信が伝えた。
プーチン政権におけるリベラル派の代表格とされる同第1副首相を通じ、事態収拾に向けたシグナルを英国に送る狙いとみられる。

 

で、いろいろ検索したら、やっぱ現地在住の観察者のブログが一番生々しい!

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